キトから飛行機を乗ること約2時間。突如現れた島々達。
ウチワサボテンといった植物が赤褐色の地形に生え、赤道直下の南米に来たと感じました。
天候は曇り、島全体を大きな雲が覆っていましたが、雲の動きは速く、時折、青い空が見え、強い日差しが白い肌を刺激します。
空港からはバスとフェリーを乗り継ぎ、サンタクルス島プエルトアヨラを目指します。
スリランカを思い出す、痛車のような派手なバス。車内では、スペイン語が飛び交っていました。赤いドレスが印象的なチコとサングラスが似合う白人系のセニョール。どんな関係なのか分からないが、ラテンのノリを感じることができました。
チャールズ・ダーウィン研究所へ行く途中、プエルトアヨラの町ところどころでウミイグアナがバスキングをしていました。人間とほかの動物たちの距離がとても近く、見慣れぬ光景にも不自然な感じがしません。
チャールズ・ダーウィン研究所では、ゾウガメなどの固有種の保護と繁殖などガラパゴスの生態系の保全を行なっています。夕方訪れたせいか、リクイグアナもゾウガメも動きが鈍く、数も少なかいように思いました。
想像とは違い、プエルトアヨラの町は観光化が進んでいました。欧米的なバーやレストランが軒を連ね、欧米人で賑わい、屋台街では、どの店でも魚やロブスターといった新鮮なシーフードをその場で炭焼きにして出してくれます。ガラパゴス諸島は世界遺産第一号であるとともに、危機遺産でもあります。観光化と自然保護の反復をプエルトアヨラの町は象徴しているように感じました。
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